熟したリンゴや白い花を想わせる芳醇な香り。柑橘類のアクセント。ほのかにハチミツ、ハーブ、ドライイーストのニュアンス。リッチな果実味に、まろやかな酸味が溶け込み、余韻に続く苦味が心地よいドライなスパークリングワインです。
スパークリングワインは、良く冷やしてからご開栓下さい。高いガス圧が含まれておりますので、常温で開栓されますと吹きこぼれる場合がございます。また、開栓時には危険ですので絶対に人に向けないようご注意下さい。
【産地と栽培】
アルザスはフランス北東部に位置し、ライン川を挟んでドイツと国境を接する地方。ブドウ畑はヴォ―ジュ山脈とライン川に挟まれた山の麓に南北に伸びています。ヴォ―ジュ山脈が西からの湿った風を遮断するため、アルザス地方はフランスの中で特に降雨量が少なく、また豊かな日照にも恵まれブドウ栽培に適したワイン産地となっています。
土壌は沖積土壌で、標高200~240mに位置する樹齢15~25年のブドウを使用。自社畑ブドウを100%使用し、すべて手摘みで収穫しています。
【熟成と味わい】
ピノ・ブラン100%使用。シャンパーニュと同じ製法である瓶内二次発酵を用いています。瓶内二次発酵のあとさらに滓とともに最低12ヵ月間瓶内熟成を行っています。
美しく輝く淡い黄色。泡立ちは持続性があり、熟したリンゴや白い花を想わせる芳醇な香りに、柑橘類のアクセント。ほのかにハチミツ、ハーブ、ドライイーストの香りが広がりフレッシュで、口当たりは柔らかくクリーミーです。リッチな果実味に、まろやかな酸味が溶け込み、余韻に続く苦味が心地よく、果実のフレッシュ感とデリケートさを堪能出来るドライなスパークリングワインです。バターや白ワインで味付けしたソースの白身の魚や肉料理、白カビ系チーズなどとのマリアージュがおすすめです。
【醸造家・生産者】
アンリ・エーラールは7世代に渡り伝統を守るアルザスの名門。リースリング、ゲヴュルツトラミネールのほかに、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ミュスカ等を栽培し、環境に配慮したリュット・リゾネ(減農薬栽培)を実践しています。コストパフォーマンスの良さはフランス国内でも認められており、全生産量の7割弱がフランス国内で消費される、非常に信頼の厚い造り手です。
クレマン・ダルザスの醸造家はLaurence Schatz(ローレンス・シャッツ)。アルザス出身で、ワイン生産者の家系に生まれ、幼い頃からワインの世界に触れてきました。ラングドック、ボルドー、シャンパーニュで経験を積み、25年前にフランス国家認定ワイン醸造士(National Œnology Diploma)を取得した後、生まれ故郷のアルザスに戻り、2010年にアンリ・エーラール社に入社。伝統とテロワールを尊重し、アンリ・エーラールの精神に則ったワインを造ることがモットーです。