イラストレーション:井上リエ


昔々のアフリカ、今のエチオピアに住んでいた1人の山羊飼いの物語です。

ある日のこと、カルディは放し飼いにしている山羊たちが妙に興奮しているのに気がつきました。
興奮は夜になっても直りません。

不思議に思ったカルディがその原因を調べてみると、
どうやら山羊たちが丘に生えている赤い実を食べたためということがわかりました。

そこで、カルディも恐る恐るその赤い実を食べてみたところ、その味は甘酸っぱくも美味しく、
気分がいままでとは打って変わり、頭の中もスッキリと感じられるようになりました。

その話を聞いた近くの僧がとても興味を持ち、その赤い実を煎じて仲間と飲んだところ
やはり同じようにスッキリとした気分になりました。
そして、「これは夜の辛い修業に役立つのではないか」と考え、早速、試してみたら、
やはり効果がてきめんに現れました。

それ以来、このお寺では夜の修業を辛いと思う僧がいなくなったということです。
カルディが味わった赤い実こそがコーヒーだったのです。


※コーヒー発見にまつわる逸話の一つを基に、イメージ・イラストとストーリーを作りました



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